買ったときはぴったりだった結婚指輪。夕方になるとむくんで指輪が抜けなくなった、という経験がある人は多いのではないでしょうか。今回は、指輪が抜けなくてうっ血している…そんなときの対処法をまとめました。
なぜうっ血する?!原因から判断
結婚指輪を身につづけていても、指の太さは常時変わります。むくむと太くなりますし、突き指はもちろん、血の巡りや水分不足の関係で、太さは変わります。朝から晩まで均一の太さだとは思わない方が良いでしょう。
さて、指輪をしている状態で指が太くなると、圧迫されます。血の巡りが悪くなり、それがひどくなるとうっ血してしまいます。ちなみに、いつもの指の状態より結婚指輪をつけている薬指の指先が赤くなっているでしょう。
うっ血の状態が長くつづけば続くほど、指先は紫がかってきます。赤色から始まり(前述した状態)、赤紫、そして青紫へと変色していきます。
原因は、血流の圧迫が長期間続いているからで、対処してあげることが、元の状態に戻っていきます。なお、うっ血した状態をずっと放置しておくと、細胞が壊死してしまい取り返しのつかないことになってしまいます。
早めに対処しておきましょう。次に、対処の仕方をまとめました。
滑りを良くする
指輪と指の間に空間がなくなり、密着し続けている状態だと思います。まずは、滑りを良くする方法を試してみましょう。
ハンドクリームや石鹸(石鹸水)、オイル、化粧水などを使い、滑りやすくすることで指輪が抜けやすくなります。
ハンドクリームの場合は、うまく塗り込めないかと思います。そのため、オイルをうまく垂らしてあげることで、隙間に入っていくでしょう。クリームやオイルのほうが分子量が大きいため、密着したところには入っていかない可能性もあります。
石鹸を溶かして作った石鹸水に手を入れ、浸してみてはいかがでしょうか。徐々に指輪と指の間に液体が染み込んでいき、滑りやすくなるでしょう。
オイルは食用オイルでも大丈夫ですが、肌への優しさを考えるとスキンケアオイルの方がおすすめです。また、指の潤いをもたせてあげることも大事になってくるため、化粧水などを使っても良いです。
むくみをとる
うっ血の原因が、明らかにむくみだという場合には、指のむくみをとる運動が効果的です。バンザイをして軽く腕を揺らすという簡単な運動です。血液の巡りを良くするというのがベースにあるため、指先までブラブラしている状態が望ましいです。
1分くらいを目安に手を下ろし、結婚指輪が動くようになっていないか確認してみましょう。
血の巡りを良くすればむくみがとれます。つまりぬるま湯でしばらくの間、手を温めることによってむくみが解消されることもあります。
定期的にやってあげると良いでしょう。
糸を使って結婚指輪を抜く
最終手段ともいえる糸を使って結婚指輪を抜く方法です。
手順は以下の通りです。簡単にできるのでやってみましょう。
1. 手のひら側から指輪を押して、指輪と指の間に隙間を作る
2. 隙間に糸(タコ糸・梱包用のビニール紐など)を通す
3. 指輪の端から第一関節まで少しきつめに糸を巻きつける
4. 指の根元側の短い糸を指先の方向に引っ張り上げ、糸をほどくようにして指輪を抜く
この方法は糸を指にまきつけるため、指がさらにうっ血してしまう危険性があります。できるだけ手早く行ってください。また、痛みなどを伴う場合はすぐに中断しましょう。
消防署・病院・ジュエリーショップなどで指輪を切断してもらう
色々な方法を試した結果、どうしても抜けないときは指輪を切断せざるを得ません。指輪を切断してくれる場所は、主に消防署、病院、ジュエリーショップなどがあります。
しかし、指輪を切断するための工具が必要になるため、事前に電話で確認してから行ったほうがいいでしょう。また、病院やジュエリーショップでは有料なのに対し、消防署は無料で指輪の切断に応じてくれます。また24時間対応可能なため、近くに消防署がある場合は、最寄りの消防署に電話してみるのがおすすめです。
ただし、病院や消防署はとても忙しいため、気軽な気持ちで電話をかけるのは控えましょう。仕事だからと引き受けてはくれますが、内心はうんざりしている可能性があります。
終わりに
結婚指輪を身につけ、指と密着している期間が長ければ長いほど、うっ血してしまう可能性があります。そのまま放っておくと、細胞が壊死してしまうため、早めに対処することをおすすめします。
大切な結婚指輪なので、できるだけ切断は避けたいですよね。まずは、自分でできる方法を試してみてください。それでも無理な場合は、消防署など指輪を切断してくれるところへ行くことをおすすめします。
うっ血した状態で放っておいて、あなたの指のほうが大変な事態になっては元も子もありません。素早く解決できるよう今回ご紹介した方法を参考にしてください。