結婚指輪選びにおいて、何を重要視しますか?
デザイン、値段、ブランド、アフターケアなど様々ですけれど、結婚指輪の価値を決める要因のひとつである素材選びも大切です。
定番といえば、プラチナやゴールドの素材になるでしょう。ピンクゴールドやホワイトゴールドもよく選ばれる素材です。それ以外にもステンレスやチタン、タングステンなど近年は選べる幅も増えています。
素材が決まればデザインも決めていけますし、結婚指輪の値段も変わってきます。
本記事では、結婚指輪選びにおいて、素材を中心に考えていきます。
結婚指輪の定番素材はやはり「プラチナ」「ゴールド」?
結婚指輪は長く身に着けるものなので素材には悩みますよね。結婚指輪や婚約指輪の定番素材に「プラチナ」「ゴールド」が選ばれていますが、それにはもちろん理由があります。指輪素材として不可欠な要素のバランスがよいことです。
例えば、「加工のしやすさ」、「変形のしにくさ」、「変色、また変質のしにくさ」が挙げられます。また、どちらも純粋なプラチナ、ゴールドではなく合金となっています。
「プラチナ」と「ゴールド」の違いは何?
結婚指輪の素材選びには悩みがつきものだと思いますが、ここではおすすめの「プラチナ」、「ゴールド」の違いを説明していきます。
「プラチナ」は金属の中でもやわらかくしなやか。デザインも幅広くでき、希少価値が高く、美しく白い光が宝石を輝かせます。また「ゴールド」は、丈夫でプラチナと比べ求めやすい価格です。また、輝きを保つことができ、その上硬度が高く丈夫で日常生活でも気にせず身に着けることができます。
プラチナに混ぜる「パラジウム」や「イリジウム」の違いは?
プラチナ製の結婚指輪でも5~10%程度パラジウムやイリジウムが混ぜられています。表示としては、Pt900やPt950などと書かれているのを見るでしょう。
純度100%のプラチナの場合、柔らかく変形しやすいため、実用に向きません。指輪のように日常生活で使う場合、傷や変形に対して耐性が必要です。強度を上げるために、強引にしていると考えておくと良いでしょう。
混ぜる金属として、パラジウムとイリジウムを選ばれることが多いです。とはいえ、イリジウムはプラチナより希少な金属であるため、使われるのは稀です。多くがパラジウムと思っておくと良いでしょう。
ただパラジウムの場合、金属アレルギー反応が起きる可能性があります。イリジウムの方が金属アレルギーが起こりにくいと言われているため、アレルギー体質の場合は、プラチナの合金までもこだわると良いでしょう。
ゴールド素材はカラーが豊富!デザインや印象の変化も
結婚指輪のベースとなるゴールド素材も純金を使うことはなく、合金にして強度を増します。それだけでなく、ゴールドは伸びやすい性質を持っているため、形状を変えやすく独特なデザインフォルムや他の金属と混ぜることによって、色が変化します。
・ホワイトゴールド(パラジウムを配合し、シルバー色を表現)
・ピンクゴールド(銅や銀を配合し、赤みがかったゴールドに)
・イエローゴールド(銀と銅を足すことで、純金よりも鮮やかな黄色に)
こちらの3種類はよく見るでしょう。
そのほか、オレンジゴールド(銅を配合し、気品のある色合いに)やグリーンゴールド(銀を配合し、彩度を抑えた黄色に)など、ちょっぴり変わった色合いの結婚指輪も選択できます。
なおゴールドに配合する合金によって、色合いが変わるだけでなく、敏感な方にとって、金属アレルギーも出やすくなります。綺麗な色合いや気に入った色合いとして選ぶのも良いですが、ご自身の身体との相性も見ておきましょう。
個性重視ならジルコニウムやタンタルも!定番の素材以外は?
結婚指輪の素材選びとして、他の人と違ったものを身につけたいと思っている人も、きっといるでしょう。
プラチナやゴールドは定番の指輪ですが、値段を理由に他の素材を選ぶこともあれば、色の印象で選びたいという方もいるでしょう。
チタンやステンレス素材の結婚指輪は、強度が高く、さらに比較的安価な素材というのが嬉しいところです。チタンは軽さも特徴で、普段から指輪をつけない人にとって、ストレスを感じにくいです。ステンレスは、錆びにくい素材であるため、お手入れをこまめにしなくても大丈夫というメリットもあります。
マイナーな素材ではありますが、タンタルという黒みがかった指輪で、加工がとても難しいため、扱っているジュエリーショップは少ないです。ギラギラした指輪ではなく、シックな印象を与えたい方にとって、選びたい素材です。
ジルコニウムは、表面を化学反応させることによって、様々な色合いを出すことができます。そのため、ふたりにぴったりな色合いを出すこともできますし、世界でひとつの指輪を作り出すこともできます。形状でオリジナリティをだすのではなく、指輪の色合いで出すというのもひとつの魅力です。
華やかで独特な結婚指輪を作りたい方にとって、ジルコニウムは良いかもしれません。
金属アレルギーの人は素材選びを慎重に!
金属アレルギーのある人は、特に素材選びは不安が多く悩み、慎重になると思います。金属アレルギーを起こさない素材はいくつかありますが、結婚指輪などのアクセサリー人使われる金属の中では「プラチナ」「ゴールド」が挙げられます。
金属が溶け出しにくく、金属アレルギーを起こしにくいといわれているためです。しかし、硬さの強化のために他の金属を混ぜいることが多いため、きちんと確認することが大切です。
プラチナやゴールドだけでなく、チタンやステンレス、ジルコニウムやタンタルなど、医療現場でも使われるような地金素材ならば、アレルギー反応も起こりにくいため、考慮に入れるのもひとつです。
まとめ
結婚指輪選びにおいて気になる指輪素材について紹介しました。
定番素材として「プラチナ」「ゴールド」をおすすめしてきましたが、他の人とは違う結婚指輪を望むなら、個性的な色合いが出せる「ジルコニウム」や「チタン」がおすすめです。
結婚指輪は長く身に着けるものです。自分たちの要望を叶えるものが見つかるとよいですね。