チタンの結婚指輪は変色するの?

結婚指輪準備ガイド


 

軽くて、プラチナよりも丈夫で変質しにくいため、医療器具、精密機器、飛行機などにも使われているチタン。毎日指にはめて生活しても、変色したり傷がついたりしないか、気になりますよね。

 

 

実は埋蔵量の多いチタン

 

チタンは地殻埋蔵量が9番目に多い元素ですが、硬いうえに、加工するときに酸化しやすく、時間と費用がかかるので、レアメタルとされています。簡単な加工方法が見つかれば、コモンメタルになり、価格が安くなって利用も広がりそうです。ちなみに、ハフニウムやタンタルなど、埋蔵量が少なく高価にはなりますが、チタンよりも更に耐久性の高いレアメタルもあります。

 

 

日常生活での変色は?

 

加工してしまえば耐久性の高いチタンですが、強アルカリには弱く、水酸化ナトリウムの原液に漬けると、少しずつ腐食していきます。また、数分間バーナーで焼くと、青っぽくくすむことがあります。しかし、このような状況は日常生活では起こりにくいので、大切な結婚指輪が変質することは基本的には無さそうです。

 

 

変色に見えるのは汚れかも

 

表面に皮脂などの汚れが付着すると、光の反射が変わり、変色したように見えることがありますが、表面の汚れを取り除けば、きれいになります。また、大変硬い金属ではありますが、細かい傷が付くことはあり、汚れてみえることがあります。その場合は、磨いてもらうと元のようにきれいになります。あらかじめコーティングして、本体に汚れや傷を付きにくくしておくのも良さそうです。

 

チタンは硬いため、サイズ直しは難しいですが、研磨やコーティングの直しは比較的容易にできます。直すときに、仕上げ加工やカラーを変えると、新しい結婚指輪を買った気分も味わえますね。