ファッションジュエリーとして大人気のシルバーのリング。その影響を受け、結婚指輪でもシルバーを選びたいという人が増えつつあります。でも、プラチナなどと違うシルバーの特性に要注意!ここでは、シルバーの結婚指輪の選び方をご紹介します。
■はじめに
若い世代を中心に日常使いする人が多く、昨今のファッションジュエリー人気を牽引してきたシルバーのアクセサリー。中でも、シルバーのリングは、プラチナやゴールドにはない遊びゴコロたっぷりのデザインや質感が楽しめるため、「カジュアルスタイルに合わせやすい」と大人世代でも好んでつける人が多いことで知られています。
そんな人気を受け、最近では「結婚指輪もシルバーで」と選ぶ人が若い世代を中心に出はじめました。でも、ちょっと待って!シルバーはプラチナやゴールドと違い、シルバーならではの特性があるため、もともと一生モノとして長くつける結婚指輪にはあまり適さない素材として位置づけられています。
シルバーの結婚指輪を選ぶのであれば、ほかの素材以上によく吟味して、慎重に選ぶようにしましょう!
■シルバーの結婚指輪を選ぼう!
*【素材】落ち着き感のあるやわらかな光沢が魅力
プラチナやホワイトゴールドと同じく、白銀色の輝きをもつシルバーの結婚指輪ですが、プラチナ、ホワイトゴールドと比較すると、より落ち着き感のあるやわらかい光沢が魅力といわれています。
古くから、魔よけ効果があると伝えられており、宝飾品としての長い歴史をもつシルバー。ていねいに磨き上げることで、プラチナ以上の強い輝きをはなつことが可能な素材です。
とりわけ、銀が92.5%以上含まれたものを「純銀」と呼んでおり、非常に人気が高いことで知られています。
また、シルバーはとても柔らかい素材で、製造工程で銅などを少量混ぜながらつくり、強度を出していることが特徴です。
*【特徴】こまめに外す&まめなお手入れで変質を防ぐ
「シルバーは結婚指輪にはあまり適さない」といわれる最大の理由が、変質しやすい素材である、ということ。長く放置するだけで、空気中の硫黄などと反応し、硫化を起こして黒く変色するほどデリケートな素材なので、硫黄を含む温泉に入る際は絶対に外すことが鉄則です!
このほか、化粧品などの成分や、料理中など、あらゆるシーンで反応が起きることがあるので、こまめに外すことを心がけるとよいでしょう。変色を防ぐ、あるいは変色してしまった場合など、購入店などで磨いてもらい、まめにお手入れすることもたいせつです。